つぶやくまでもないこと

ゲーム・日常のtweetするまでもない内容を記します.ただの日記です

ワイルドハーツの感想とプレイ環境の大切さ

また更新サボってました.忙しさもやっと一段落でしょうか.

入籍があったり葬式があったり,浮き沈みのある最近でした.しかし,リアルはおいておいて本日はワイルドハーツの感想などを主に書きたいと思います.

 

良い点

  • 戦闘が面白い
  • からくりの活用方法が様々で楽しい
  • 自由度の高い戦闘ができる
  • グラフィックもなかなかに美しい
  • 敵のHPが多すぎない
  • マルチの敷居が低い
  • 武器ごとのコマンド操作が難しくない
  • ストーリーもそこそこ面白い
  • 主要な登場人物が少ない
  • 回避フレームが緩め
  • 理不尽攻撃が少ない
  • マルチは全機種クロスプレイ

この手のいわゆる狩りゲーは,狩りゲーの王様として君臨しているモンスターハンターと絶対に比較されます.今作はモンハンと比較してもかなり面白いゲームに仕上がっています.

特に面白いのは戦闘.からくりを組み合わせることでプレイヤー側の機動力を大幅に増加させたり敵の動きを効果的に封じることができます.敵がどんどん強くなっていくのでこちらも工夫をする必要が出てくるのですが,変化を嫌う人とか自分のスタイルに固執しがちなひとは苦しい戦闘を強いられるかもしれません.

このゲームの戦闘が楽しいところは,まず敵のHPがそれほど多くないので適切に攻撃を与えていけば間延びしないのです.その代わり敵の動きが早かったり火力が高いので緊張感のある戦闘を楽しむことができます.

しかし,回避フレームが結構ゆるいことと敵の予備動作からの動きが自然なことが多いので対処方法をプレイヤーに覚えさせるのが上手だなと思います.

死んだ時とかやられたときにいかに理不尽感を減らせるかが重要だと思いますが,今作は「回避の無敵フレーム」「敵の予備動作の単純さ」「からくりによるプレイヤーの高機動」と対処方法が豊富なので「こうすればよかった,自分のミスだな」と認めることができるのは非常に大きいですね.

からくりも戦闘で駆使すると強いです.マップ上でも移動などを快適にするためにからくりをおけるのですが,こちらの点は改善すべき点があると思います.

モンハンではswitchとsteamでクロスプレイができなかったのでわざわざ別バージョンを買って,しかもまた同じストーリーをやる必要がありました.ワイルドハーツでは全機種関係なくマルチできます.

悪い点

  • 敵のエリア移動が多く,移動距離も長い
  • PCでは必要スペックが高め
  • 敵の動きが早く,火力が高い
  • 龍脈からくりのコスト等設定が不適切
  • 不具合・バグが目立つ
  • 連結からくりにくせがある
  • 見た目装備の解放がストーリークリア後と遅い

全クリして思ったのは敵の移動の鬱陶しさです.マップが広くて高低差があるので移動が大変なのですが,敵を削るとすぐ移動します.移動すら許さないほどにハメ殺すことも不可能ではないのですが,平均的なゲームプレイ体験ではないでしょう.

マップを快適に移動するために龍脈からくりを設置できます.設置にコストが必要で,コストに属性があって煩雑であったり,コスト上限を解放するのが結構面倒だったりします.移動を快適にするためにマップを駆け回ったり狩猟をして,ようやく快適になったころにはやりたいことが終わっているでしょう.つまり,快適にする部分のコストはもっとがっつりと下げて,実際の狩猟を繰り返す段階ではかなり快適になっている必要があるということです.ここのバランスを設定した方は反省してほしいとおもいます.

要求PCスペックもそれなりに高いです.コアなPCゲーマーにとっては要求スペックを満たすことは難しくないかもしれませんが,一般人100人を集めてきてワイルドハーツを快適にプレイできる人は何人いるでしょうか.

加えて初期段階でPCでの動作がかなり不安定になる不具合があったためにプレイ可能な人口がまずかなり少ないという致命的な欠点を抱えながらスタートしました.非常にもったいないです.不具合つながりで言えば,野良マルチでムービーが絡む狩猟を行うとホスト側ですらスキップ操作が不可能になります.アマテラス素材が欲しくてマルチでクエにいったら毎回同じムービーを見せられたりします.部位破壊でモンスターの素材が落ちる場合があるんですが,こういったムービー等演出が絡むクエでは介錯をすると勝手に進行して,落ちた素材が拾えず終わることがあります.普通の場合は介錯後30秒ほどは湊等に戻る猶予があるのでその30秒をいかすために介錯→素材回収の流れが自然なのですよね.それなのに,介錯後拾えないケースがあると,即介錯しにいった人がいた場合に全員素材を拾えないまま退出になったりします.

最近は野良マルチすると,みんな介錯せずに素材を拾いに行って「みんな拾ったかな〜」的な空白時間を設けたのちに介錯をする,という流れが多い感じですね.プレイヤー側がアホな仕様に合わせなければならないというのは良くないですね.部位破壊素材は通常討伐時の報酬では本当に全然出ないので,拾い忘れの損害は思ったより大きいです.

連結からくりはコマンドが早すぎると成功しないという変な仕様です.非常に早い戦闘スピードの中で謎にボタンをスローで押していくというのはストレスで,意味不明です.

見た目装備の解放はモンハンを倣った感じですね.遅いです.クリア後の魅力的なエンドコンテンツ報酬が思いつかないからといって見た目装備解放を遅くするのはどうなんでしょうね.装飾品もあるんですが申し訳程度という感じですし,クリア前に見た目周りの楽しさを味わうことができないのってどうなんだろうなーって思います.

 

プレイ環境の大切さ

今回ワイルドハーツをやるにあたってPCとモニタを新調しましたが,ゲーム体験は圧倒的に変わりました.最低スペック周辺でなんとかやる,みたいな環境はゲームの面白さを相当そこなっているので,おすすめしませんね.

オンラインゲームではさらにシビアです.フレンドにラグい人もいるのでこういう書き方をするとその方へ文句を言ってるのではと邪推されるのが面倒なのですが,一般論としてラグい人がいるとPTメンバー全員に影響します.暴言を吐かないとかそういうマナーと同じように,ある程度のスペックを持ったハードでプレイするとか,ネット回線を改善することは大事なことです.

もちろん環境改善にはお金がかかったり,地域的な制限があることもありますね.なので一概に絶対改善しろということはないのですが,改善をしない人が他のことには多くお金を使っていたりとか,別にできるけどしていないってケースも結構あると思うんですよね.そういう方は他の人に迷惑になることよりも,他のことを優先する人だと判断されても仕方のないことです.PTに誘われにくくなることやプレイに制限ができることも仕方のないことです.そういったデメリットに不満を抱かないならばぜひ続けていけば良いのだと思います.ちなみにそういったデメリットを考慮しても遊びたいと思えるような素晴らしいプレイヤーもいます.(その場合,性格とかプレイングの要求値が高くなるけれど)

全然関係ないことなのですが,私は,なにか重要な利益がありそうな場合を除いてオンラインゲームであんまり愛想よくしません.多くの人と関わりすぎるのはめんどくさいというのと,気を使いあって"和"を保とうとする関係性は職場くらいで勘弁してほしいと思うからです.その代わりあんまり誘われなくなったり,人によっては苦手だと思われていることでしょう.でもそれで良いのです.そのような行いをしているわけですから.

そういう面から見たら,劣悪な環境でやっている方もデメリットを考慮した上でやっているから余計なお世話だという話かもしれません.