つぶやくまでもないこと

ゲーム・日常のtweetするまでもない内容を記します.ただの日記です

2023年中国出張の記録

準備編から書いておいて,実際に行ってからどうだっかなどを記録しておこうと思います.

 

 

 

準備

パスポートの期限確認

入国時で6ヶ月以上期限までの期間がないとだめです.VISAとかinvitation letterの準備とか様々なところでパスポートのコピーやら番号が必要になるので絶対に一番最初に準備しましょう.

 

VISA登録周り

ご時世によって15日以内ならVISAいらないとか,ルールが変わりますので絶対に最新の情報をチェックしてください.取得が必要なら1か月以上前からやるやつです.Webサイトで申請書を記入していきます(入力項目が多すぎるので早くても1時間以上かかると思います).記入の最初の方で規定などがかなり厳格な顔写真ファイルを求められますので余裕をもってやっておきましょう.結局VISA申請で顔写真の持参も必要になるので(まー申請のところに写真機はありますけれども),背景真っ白にしてくれるサービスとか使っても良いと思いますね.んでコンビニ印刷で持っておく.

私の場合向こうの大学から招待されたのでinvitation letterを作ってもらいました.大学のスタンプがいるとか,私の誕生日やらパスポート番号の記載が必要やらと,めちゃくちゃ決まりが厳しいので絶対守るようにしてください.

VISAセンター自体も時期によっては混雑しますので,その日は予定をいれないようにしたいです.申請が無事おわったら3営業日後とかに受け取りに行けるので,またいくことになります.

 

フライトの準備

当然ですがフライト予約をしておきましょう.

最近はEチケットでチェックインして搭乗券をもらって,その際に預け荷物を預けて...保安検査いって搭乗口で搭乗という流れだと思いますので,Eチケット番号系は保持しておきましょう.

 

入国に際する書類の準備

国税出入国健康申告を準備しておきます.たしか入国の24時間前から登録可能みたいな感じなので,私の場合はフライト待ちの間にやりました.

また入国の際にも入国カードを記入する必要があります.滞在先のホテル名やVISA番号やパスポート番号は,かならず確認できるように準備する必要があります.預け荷物の中に書類があるなんてことにならないように気をつけましょう.

それと,中国について入国審査の際の受け答えも英語で準備しておきましょう.目的はなにか,何日間か,現金はどれくらい持っているか,とか基本的なところをおさえつつ,滞在先ホテルの住所等が書いてある書類や,カンファレンスの詳細が書いてある書類なども準備しておくとスムーズでしょう.

 

人民元への変換

現金が全くない状態はさすがに心配なのである程度持っておきましょう.私の場合は後述するWeChatPayやクレジットカードの利用をメインにしようと考えていたため,400元だけ変換しました.

 

WeChatPayの登録

2023年7月から海外のクレカでもWeChatPayの機能による支払いができるようになりました.予め日本でダウンロードしておいて本人認証を済ませた上,クレカ登録をしておくとスムーズです.上司の先生は中国でWeChatアプリをダウンロードまではできたのですが,本人認証のところで電話番号のSMSに届くメールが確認できず,躓いていました.中国はキャッシュレスが進んでいますから,ほとんどの場所でWeChatPayが使用できます.WeChat自体も浸透しすぎているので,あるのとないのではコミュニケーションの取り方が大きく変わります.かなり推奨です.

 

中国で使用できるesimの購入

esimならカードのような物理媒体はいらないので,直前でもOKです.調べてみるとVPN機能が搭載されていて10日間無制限4400円というのがありました.相場よりは高めですがVPN搭載ということと,esimで直前購入にも対応できることから私はこちらを選びました.もちろん,自身のスマホの機種によってesimいけるのか,物理simならどのサイズなのかを確認しておきましょう.物理simが必要なら届く日数も考慮して準備ですね.

 

中国で使用できるポケットWiFiの受け取り予約

必要なら3日前までにはやりましょう.私の場合,仕事でPCを使いまくることと,上記esimではテザリングが使えなそうだったので,ポケットWiFiも準備しました.9日間で1万円弱くらいでした.中国で使用できるWiFiも良いのですが,やはりGoogle系が使いにくくなる点と,公共WiFiは仕事する上ではちょっと怖いというのもあるので,準備しました.

 

百度地図アプリのインストール

Google系アプリが使えなかったり精度が落ちたりするので中国で高精度に使える地図アプリをいれておくと安心です.

 

翻訳アプリのインストール

日本語でしゃべりかけたら変換した文章を音声出力してくれるアプリとか,カメラで撮影した文章を日本語にしてくれるアプリとかを入れておくと安心です.私はGoogle翻訳アプリにしました.

 

荷物の準備

機内持ち込みのリュック系1個と預け荷物のスーツケース1個が基本でしょうか.旅行慣れしていくとスーツケース回収待ち時間がもったいないので両方機内持ち込みできるサイズにして持ち込む人もいます.しかし,機内持ち込みの方が制限がきついので最初は全持ち込みはおすすめしませんね.

1週間以上滞在する場合,現地で洗濯するようにして服の持ち込み数を減らすのもおすすめです.その場合,ホテルや周辺にランドリーがあるか事前に確認しましょう.中国の場合はランドリーがないことが多いので,ホテルのサービスか手洗いをすることになるかもしれません.預け荷物に少量の洗剤をもっていって,ホテルの風呂場などで洗濯して適当な場所に干しておきます.干す場所は注意が必要で,例えばハワイなどでは景観保護の観点から外干しが禁止されていたりしますし,中国では大気汚染がきになるので避けたほうが良いでしょう.というわけで部屋干しが無難となります.

今回は9日間だったので難しかったですが,5日程度なら全く洗濯しなくて大丈夫なように衣服を多めに持っていったり,1回の洗濯で済むようにしてもうホテルのサービスを使っちゃうとかもありだとは思います.

スーツケースで洗剤を持っていく場合は少量にして容器も小さいものにして,破裂した場合に周りの服などに被害が及ばないように袋などで梱包しましょう.

 

準備まとめ

なんだか気をつけることが多いですね.どこかに不備があると余計な時間を取られたりあたふたすることになるので気をつけたいところです.VISAなどのどうにもならない系の準備は厳密にやらなきゃだめですが,入国審査の受け答えとか,忘れ物とかは,堂々と話せば大丈夫だし現地調達もできますから,焦らず構える姿勢が大事ですね.

 

 

実際どうだったか

過密日程出張

9日間は実に濃密でした.朝は5-7時に起床して夜は21-25時にホテルに戻れるようなスケジュールです.社畜をしている人にとっては普通でしょうか...?

しかし意外と早起きというのも悪くなく,体力・気力的には全然平気でした.ホテルに戻っても対してやることもないので,ダメージが少なかったのがよかったかもしれません.一番大変だったのは長時間のバス移動で,驚くことに片道7時間かけて移動なんてのもありました(しかも渋滞など一切なく本当にバスの法定最高速度に近いところで走ってました).中国は大陸が広いので,スケール感が全然日本と違いますね.しかもこれ,8時から15:30くらいまでの移動だったので夜間移動ってわけでもなく,かなり時間をもてあましました.

毎日のディナーはほとんどが飲み会?パーティのような感じだったのでこれまた苦手でした.結局あんまり喋らなかったですが,結構苦しかったです.招待してくれたり,ホストしてくれた人たちには感謝が当然ありますので,なるべく楽しもうと思いましたけどね.

 

フライトについて

行きのフライトはオンラインチェックインと座席指定ができましたが,帰りのフライトは一回キャンセルになって別の便になったせいか,オンラインチェックインができませんでした.

帰りは上海経由の便だったので,どうせカウンターで「荷物はダイレクトに成田にいく?」とかの確認をしたかったですし,搭乗券2枚を確実にもらうことを考慮してもカウンターでOKだったかなと思います.時間は2時間前でも大丈夫そうな感じでしたが,混雑する時期は3時間ほしいですね.搭乗開始は遅かったり早かったりいろいろなのですが,帰りは16:55出発のところ16:05くらいには搭乗開始しているイメージで,みんな搭乗が早かったおかげか,かなり早く離陸することができました.どうせスマホ充電しながらいじったり,カフェで過ごしたりできるので早く行くことに越したことはないです.

中国の入国審査では外国人レーンだったのですが,翻訳機を使って日本語でやり取りをしました.特段厳しい質問はなかったです.飛行機搭乗中に配布されたり入国審査のところにおいてある入国カードはきちんと記入しましょう.滞在中の連絡先と名前みたいなところを書いていなかったせいで,ものすごく時間がかかっている日本人がいました.このあたりの情報は抑えておきたいです.

保安検査については,日本出国時はパソコンすらもはや出さなくて良いくらいに楽です.中国から帰国する際は少し厳しかったです.とにかくバッテリーやバッテリーのようなものはすべて出さないといけないようで,一回ひっかかってカバンの中をすべて出されました.バッテリーは予め出してトレイに置くのが絶対良いです.

中国入国時に必要となる健康申告ですが,出国時も見せる必要がありました.入国時で役割が終わったわけではないので消したりしないでくださいね.QRコードの画面のスクショを撮っておくと楽だと思います.

 

お金周り

招待講演で接待待遇だったためか,ほぼお金は使いませんでした.WeChatPayすら使わず終わったので日本人のクレカでもちゃんと使えるか確認できませんでしたよ.中国の相場的には日本の1/2~2/3くらいの印象で,タクシーはかなり安いです.みんなWeChatPayつかっているので現金を見る機会は稀です.

 

ネットワーク周り

esimは順調に動作しました.ポケットWifiは仕事でPC使ったときに少し使ったくらいで,実働3時間くらいですかね.ちょっともったいなかったかなと思います.

Holaflyというところのを使いましたが,山の方で一部圏外になったものの,全体の繋がり具合はよかったと感じます.VPN機能付きなのでGoogleYoutubeも問題なし.でもU-NEXTはだめで,アマプラも海外で見れるコンテンツ限定でした.このあたりまでカバーしようとすると,VPNサービスの選定が必要になってくるでしょうね.

 

食べ物

中華ばっかり食べてました.円卓の上の円盤が回るタイプのやつです.あんまりみんな自分の箸で食べ物をとることに抵抗がないんですね.衛生の概念とかはちょっと弱そうです.だからこそCOVIDの広まりもすごかったのでしょうね.それと油もかなり使う料理が多くて,塩分摂取量とかも気にしてる様子がないのかなという感じ.それでも色々なものを好きな量少しずつ食べれるのは良いところですね.中国のwelcome文化で,食べ物を多すぎるくらい注文するので,いつもお腹いっぱいで苦しい感じがするのはマイナス要因かなと思ってます.

多分5年10年としたら健康ビジネスも始まって,この辺改善されていくのではと思います.北朝鮮に近い方面にいった際には少し味が日本に近くなって美味しかったです.中国ではHotpotが人気で,日本でいうしゃぶしゃぶなんですけども,そこではマトンを結構食べましたね.肉の質は良いと思うんですが,肉臭さがちょっと強いところとかつけダレのごまが強すぎるとか,出汁しゃぶできないところとか,物足りなさを感じました.ぶっちゃけしゃぶ葉のほうが総合的には美味しいんじゃないかと思うレベルでしたが,大人気店ともなると肉の質は良かったです.

...毎回海外にいって帰国すると思うのですが,東京は本当に世界一美味しいものが集まっていると思います.個人的にいままで訪れたところのうまさ基準では,東京>台湾>ロードス島>ロサンゼルス>中国(以下省略)くらいの位置でした.

 

観光

広い公園とか山にいきました.公園ではサイクリングをしたり歩いたりしましたが,面積が広いんですよね.日本と違って土地が広大ですから,スケール感が違います.それなりに起伏があったので,途中電動アシスト付きに変えました.英断だったと思います.

山では,バスでターミナル拠点までいって,そこでチケットのQR見せて入場したんですが,身分証明書が必要でした.パスポートもってこいと言われていなかったのでなかったんですが,スマホのパスポート画像でもOKでした.そこからまたバスに乗って移動し,さらに車に乗って移動して頂上付近まで向かう流れでした.ここでも自然の広大さに圧倒されましたね.

観光時間はちょっとでしたが,自然ばかりでした.経済成長で高層マンションやオフィスビル・建造物の方に力を入れていて,娯楽施設とかは全然ない印象を受けました.日本からですらビザが必要なくらいですから,海外からの観光には全然頼っていない印象ですね.

 

洗濯について

コインランドリーがなかったので手洗いで洗濯したんですが,手洗いだと洗剤の匂いが残りすぎたり,汗を書くと生乾き臭が臭ってきたり,あんまり質がよくないんですよね.大変だし.

最終日にホテルのとある階に洗濯機があることが発覚しまして,ちゃんとホテルスタッフに聞けばよかったと思いました.中国の情報って本当にWebに全然ないので,ホテル情報とかも古かったり情報間違っていたりそもそもなかったりします.

もう一つは上着等をもっていけばよかったという点です.日中が25度前後だったので半袖でいいやーと思っていたんですが,朝夜は結構冷え込みました.上着は一枚は持っていくべきでしたね.一枚上着を貸してくれた方がいたんで使わせてもらったんですが,サイズ合わなくて前閉じませんでした.

 

日本の凄さを再認識

いろいろあります.東京なら徒歩圏内にコンビニやらスーパーやら薬局やら,比較的なんでもありますよね.中国では車で10分とかそういうスケール感になります.

大半のドライバーのマナーは日本では良いですし,クラクションも稀ですよね.ETCのところでみんな間違えたりとかほとんどしないし,譲り合いの精神もありますよね.でも中国ではいたるところでクラクションがなっているし,「我先に」感が尋常ではありません.どちら優先のルールも存在しないのでは?と思うレベルで先行ったもの勝ちです.横断歩道も日本の感覚で渡ったら死にます.全然止まってくれないのである程度強引に行く必要があったりします.歩道に車が止まっていたり,バイクがクラクションを鳴らしながら我が物顔で通ってきます.あんなに広大な土地なのに駐車場があんまりないのはなんなのでしょうか.

中国では日本と比べてしまうと飲食店の店員やホテル従業員の態度も悪いです.飲食店ではクソデカ声でなんか言ってますし,料理運んでる途中で客が邪魔だとすごい剣幕でなんか言ってきたりします.

ホテルではこんなことがありました.夜24時すぎでクタクタになりながらチェックインした日があったんですね.もらったカードキーに記載されていた部屋であけようとしたらエラーで開かず,受付に戻りました.するとカードキーに何やら機械を通し,また同じ部屋番号のところに戻りカードキーを試しました.しかし,またエラー.この段階でちょっと部屋の中に人がいそうな気配を感じました.どうしようもないのでまた受付戻ると,かかりのものを行かせるから一緒に確認してきて,とのこと.それで確認するとどうやら中に人がいたようで,受付の処理がミスりまくってて部屋番号が違かったとのこと.

結局別の部屋でカードキーが動作して無事入室できました.この間でもスタッフは全くこれっぽっちも申し訳無さそうにしません.むしろ,「なに?めんどくさいな...」みたいな感じです.もし最初の部屋に入れてしまって,中に人がいたらと思うと恐怖ですよね.部屋にいた人のプライバシーもそうだし,というかカードキーのエラー音とかで恐怖してたでしょうね.そういう加害者にされそうになったというのは本当に嫌な気分でした.

さらにこれだけでは終わらず,次の日の朝朝食を食べに部屋を出てから戻ると,またカードキーが動作しなくなっていました.このときは受付で処理してもらったら動作するようになったのでよかったんですが.ちなみに英語喋れる人はほぼいないので,コミュニケーションもこちらの翻訳アプリを使ってやりました.

こういうことが日本以外だと平気で起こります.みんな適当なんです.ちなみに8:30集合と言われて8:15に来たら誰もいませんでした.出発したのは8:45でした.みたいなこともしょっちゅうです.日本人はいろいろなことがキッチリとしすぎていて皆の基準が高いので,完璧からずれると許せなかったりみんな怒ることもありますよね.

私はキッチリとしていること自体は大変素晴らしいことで,継続したいと思うんですが,それからズレたとき,失敗したときにもう少し寛容になる心をみんなが持てるといいなと思います.