つぶやくまでもないこと

ゲーム・日常のtweetするまでもない内容を記します.ただの日記です

新生児の育児

約2週間ぶりの更新となりました.新生児の育児は大変で,ブログの更新をする時間があるなら眠りたいとか,まったり動画をみて休みたいとか,ゲームの日課だけでもしたいとかそういった優先度になった結果更新が遠のきました.今日は育児のリアルなどをいくつかの観点に分けて書きたいと思います.

 

出産から退院まで

入院から6日目の午前中に退院しました.それまでに一度面会が許されており,必要なものの差し入れと,要らないものを預かって持って帰りました.

出産の時以来の妻と子供との再会になりますので,久々の新生児の可愛さを堪能しました.妻は結構元気そうで,部屋に入ったら美味しそうな病院食を食べながらipadyoutubeを見ていました.マタニティブルーはおそらくそれほど心配いらないようでした.

退院までの生活は最後の暇な時期と言っても良いので,自由に過ごすと良いと思いますが,ベビーベッドメイキングだったりベビーが使うものの消毒だったり,掃除だったりはやっておくほうが良いです.

 

退院からの1週間

新生児の育児で一番大変な点は,睡眠時間を確保しづらくなる点です.

約3時間おきに授乳タイムがあるのですが,私のところの母乳の出具合や育成状況では母乳による授乳にまず最低20分はかかります.そしてミルクをあげるのに10-15分,その後ゲップを出させてあげるのに5-10分かかります.すべてが最高にうまくいっても35分はかかると思います.実際は準備であったり,なかなか吸わないなーとかがあったり,その前におむつを変える必要があったり,ちょっと吐き戻しがあったら苦しくないか確認したりするので,本当に1時間かかりますし,ぐずり次第では1.5時間かかります.おむつを変える際,おしりふきできれいにしてあげるのですが,ちょっと刺激も加わるせいかオムツを変えた直後にまた排泄をして,変え直しなんてことも結構あります.一回のおむつ替えと思ったら4枚オムツを使うことになったこともあります.

排泄が終わっていないかもしれないので,お腹のマッサージ等をして全部でたら変えましょうねーということもやります.これも時間がかかります.

 

1.5時間かかってしまうと,次の授乳タイムまで1.5時間しかありません.その間,新生児が大人しく寝てくれることも多いのですが,ぐずってしまうとこの間の休憩タイム(≒睡眠タイム)も消失します.

ここに沐浴があり,沐浴後の保湿や綿棒等でのケアもあり,例えば赤ちゃんの保育園の情報を見てみたり,内祝いの品を検討したりということをしていたら自由な時間というものはほとんどなくなるというわけです.

 

私が有給を使って育児休暇をとった1週間では,料理・買い物・掃除といったいわゆる家事は私が基本的にやりました.ミルク作成とミルクをあげるのも夜中と朝方以外はやらせてもらってなるべく負担を軽減するようにしていました.お七夜では天ぷらを作ったり,簡単なものばかりだと癒やしがないかと思ってビーフシチューを作ったり,頑張りました.

授乳に関しては,母乳の出る量と新生児の飲むスピード等によって負担具合が変わってくると思います.例えば搾乳して保存できるくらいの量があれば,旦那に授乳タイムを完全にまかせて妻はまとまった時間寝る,みたいなことができるでしょう.うちはそれが難しく,結局妻は3時間おきに必ず起きなければならない状況でした.この事情から,どうしても妻の負担が重くなりがちなので,授乳以外のところはできる限り負担を旦那側に持っていくつもりで頑張ると良いでしょう.私の場合は夜中と朝方は起きなくても良いと言ってもらって楽させてもらってますが,休みの日は起きてミルク作成とかオムツ替えはやったほうが良いかなと感じています.

 

そんな生活になるので,暇な時間の貴重さは以前と比べ物にならなくなります.以前は「暇だなーXでも見るか」とかYoutubeの動画なにか面白いのないかな,なんていう瞬間が結構あったのですが,その時間があるなら眠ったり,私の場合はゲーム欲が強いのでゲームをしたくなります.

 

また,育児ではわからないことも出てきます.この嘔吐の頻度は正常なのかとか,夜泣きで激しく泣くのは大丈夫なのかとか,空き時間にyoutubeやネットの情報を漁ることも多くなります.夜泣きに関してはどうしようもないときもあって,1.5時間くらいあやしてようやく寝た(40分後には授乳だけど...)みたいなこともありました.これでもうちの子は音に対して全く敏感ではないですし,夜泣きも毎日というわけではないので育てやすい部類の子なんだろうなと思ってます.

 

上記のような大変さが現実として降り掛かってくる中で,夫婦仲が悪くなりやすいとかマタニティブルーになる人が多いというのもわかる気がします.夫婦仲についてはお互いをリスペクトして負担の方よりを軽減しようという気持ちが大事ですね.うちは円満にやれていると私は思っています.

マタニティブルーに関してもうちは無縁なのですが,ホルモンバランスの崩れから避けるのが難しい方もいて,その中での睡眠不足・夜泣き攻撃が襲ってくるので,精神を強く保つことが重要ですね.

 

育児休暇の大切さ

実家に帰省して出産+育児をする方もいると思いますが,旦那側は育児休暇をぜひとるべきだと今回強く感じました.妻の方も最初は育児でわからないこととか不安なことが出てくるはずなんですね.その時に旦那がいたほうが良いですし,二人で育児のスタートからを経験できれば二人で効率化していけるんです.

これがもし妻だけ育児マスター状態で実家から戻ってということになると,旦那は育児初心者ですから,使い物にならない具合が超際立ちます.初心者だからある程度教育期間が必要なのは当たり前のことなのですが,普段から共働きなのに家事負担が偏っていたりして妻の不満が蓄積していると,そういう理屈ではきかなくなってきますからね.

大変な時期を一緒に経験して乗り越えないとわからないこともたくさんありますね.

 

いまの世代は給料が上がらないのに物価や税金など様々な支出が上がる一方という状況を生きていて,共働きがあたりまえなので,昔と異なって男も家事育児をやる必要があります.この価値観のアップデートは社会全体でも徐々にされていてきると思っていて,実際私も育児休暇的なものを有給で取れたんですが,実際は3回ミーティングに出ましたし,うち1回は対面だったので大学にきて,結局溜まっていた書類仕事や学生指導をやっていたら6時間滞在してしまった日もありました.

こういった休暇を取ることに上長や組織も賛同してくれる雰囲気はあって,実に良い環境だとは思うのですが,いまの50代以上世代の心の奥底には納得しきれていない部分があるように感じます.そうじゃなかったら有給中なのにMTG出る前提で話進めたり連絡よこしたり,面談しないですからね.

本当のところは"家で奥さんが世話してるんだから旦那側はちょっとくらい仕事する余裕あるだろ,サボるなよ"という感情が隠れている気がしなくもありません.

 

本当は共働きをしなくても多くの人が豊かに生活していけるような社会や,育児休暇などを取得しても現場にある程度の余裕があって大丈夫という環境が理想ですが,高望みなんでしょうかね.

 

買ってよかったもの

あげるときりがないので厳選.

  • Cubo AI Plus : 見守りカメラの豪華版.新生児の顔かぶさってる通知とか泣いた通知とか送ってくれる.夜カメラもあるし画質も問題なし.リビングなどでiPadでほとんど常に新生児の様子を見てます.別の部屋から監視できる状態は作っておくと本当に安心して休憩できますので,3万くらいしたけど良い買い物だったと思います.アプリは出来がすごい良いわけではないし,高額な有料会員になってやっと使える機能などもあるので印象は悪いですが,欠陥はないかな.レビューは低いけど内容見ると利用者のレベルもちょっと低そう.
  • 汗取りベビー敷きパッド : ベビーベッドのマットレス的なものの上にしいて,そこにシーツみたいなものを被せて,さらにその上にガーゼっぽい生地の布を敷いて寝かせてます.新生児は小さくてオムツが緩めなので,うんちとかおしっこが横漏れすることがあります.その際にどこまで浸透してしまうか=どこまで洗い物が大変かというのが大事になってきます.汗取りベビー敷きパッドは下側が水分が浸透しないような生地になっているので止めてくれます.
  • コンビ 除菌じょ〜ずα : 哺乳瓶とかいれて水ちょっと入れてレンジで除菌できます.煮沸消毒とかやってられないので必須です.
  • Switchbot加湿器 : 湿度を快適に制御できます.
  • クーファン : リビングとかに持っていくときに新生児の置き場所に困りません
  • コンビ 紙おむつ処理ポット : 使用済みオムツを処理するポットです.入れて回すとビニールがねじれてオムツの匂いを防いでくれます.オムツ替えの頻度はかなり多いのでいちいち別の袋に密閉してゴミ箱に捨てに行くとかは面倒です.こいつならベビーベッドの近くにおいておいても匂いは全く気になりませんでした.カートリッジの消耗を考えると捨てるためのコストが高くなる点が懸念点です.また,レビューを見るとニオイ漏れをしている人もいるようなので,匂いがきつくなってきたらより密閉性の高い商品を探すかもしれません.とりあえず新生児なら問題ないといったところ.

 

育児の素晴らしさ

なんといっても新生児は可愛いです.自分の遺伝子を残すという生物にとっての根幹に近い欲求を満たすものでもあります.どうしても大変さばかりをアピールしてしまいがちですが,自分の子を育てていく経験はとても素晴らしいものだと思います.

Xなどでは育児の大変な部分であったりとか,子供は贅沢品ですよとか,旦那がこんな酷いんだという共感を集めることに特化したポストが多くあります.影響されない自信がある人でも,たくさんそのような情報に触れていると深層心理に刷り込まれてしまうこともあるでしょう.自分が摂る情報の質には常に気をつけたいものです.

 

育児は大変だと述べてきましたが,有給があけて仕事がはじまることのほうが正直つらいです.昔,ある人が「仕事より育児のほうがはるかに大変!」みたいなこと言っていたのですが,それは仕事が楽だったんだなと思います.育児で苦労されている方,激務で苦労されている方,両者に敬意を払ってこの記事を終わります.